夏の食養生　②猛暑

例年よりも早い梅雨明けと同時に、今年は猛暑が続いています。急な気温の上昇に体がついてこない、思うように調子が出ないという人も多いのではないでしょうか。
 
 
夏の不調の大きな原因のひとつとして、外気と室内の温度差による自律神経の乱れがあげられます。熱のせいで気がたかぶったり、胃腸が冷えて消化機能が低下してくると、自律神経が乱れて体内の様々な調節機能に不調があらわれます。
 
 
夏の食養生では、体内に溜まった過剰な熱を取り除き、また冷えすぎないように温め、胃腸の働きを良くすることがポイントです。
熱を取り除く食材には、トマトやナス、オクラ、モロヘイヤなどの夏野菜やそばなどがあげられます。同じ旬の食材でもかぼちゃや桃、またアジやイワシなどの魚は温める性質を持つ食材です。
体に熱が溜まっているのか冷えているのか、その日の体調に合わせて、食材を選んでいきましょう。また、生姜、ネギ、大葉、みょうがなどの薬味類は、どれも体を温める性質を持っています。
 
 
体を冷やす食材と組み合わせることでその働きを和らげ、冷やしすぎるのを防ぎます。